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愛を欲しがるが、与えはしない。そんな人間を、誰も愛せはしない。

現代人は幼年期から青年期にかけて、
人間の尊厳を確立する承認の経験が少ない。
ようするにこの現代社会では、
愛され褒められ励まされるという経験が不足しているのだ。
すると一部の人間は、『どうせ誰も認めてくれないなら、
こちらから社会を拒否してやる。自分だけが正しいんだ』、と考えるようになり、
他人の意見を受け入れず、自らの妄想にのみ従う非社会的存在、怪物となる。

そうなった彼らは、
理由無く人を傷付け、最悪の場合は殺してしまう。
学校で勉強する事や、会社で働く事をやめてしまう。
全ては『そうしたいから』。
もちろん、罪悪感は無い。
何故なら『自分だけが正しいから』。

近年の青少年犯罪やニートなど、
若年層の諸問題を引き起こす原因の幾つかは、ココにあると思う。

そして、
自分の中にも、
そんな怪物は確実に潜んでいる。

自分と自分で折り合えず、
他者への不平不満と過剰な自意識だけは一人前だが、
何一つ生み出せない、誰にも愛されない、平凡な人間になれない。
な一面――怪物としての自分。

それは、日々大きくなっている気がする。

私を人にとどめている小匙2杯分の理性が、
――何時しか傾く日も訪れるのだろうか?


余談だが、
どうしようもない自分と現実に納得するのは、女の子の方が早いらしい。
本当の自分はこんな惨めな存在じゃない、
『もっと上手くやれたはずなのに、どこでどう間違ったんだろう』などと、
死ぬまで不平を言い続ける男たちとは、あまりに大きな差だ。
# by tiptapstip | 2006-09-15 20:33
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